●地鎮祭 (とこしずめのまつり)

地鎮祭――説明するまでも無いですね。ニコニコ

現在でも家やビルなどを建てる前には目にする

機会も少なくないですから。

その土地の精霊を安んじるための祝詞です。

 

ただ、これって素人は唱える機会があるものか、

且つ唱えてよいものか考えてしまいますね。チーン

 

自分や家族の幸せのために唱える祝詞よりも

明らかに鎮める範囲が広い祝詞ですしねぇ・・・。ニヤリ

 

また、

実際の地鎮祭は壇を組んで、玉串と御供え物を

捧げた上で神主様が唱えてる訳ですが、

そこまでのことを素人がやれるのか、またやった

ところで霊験あるのか? と思ってしまいます。真顔

 

 

まぁ、庭に家庭菜園を開くだとか、物置を置くとか

するときくらいには使えるかも知れません。真顔

そもそも家建てた時点で鎮まってはいますけども・・・。ニヤニヤ

 

 

 

掛巻くも 畏き (かけまくも かしこき)

産土大神 大地主神の (うぶすなのおほかみ おおとこのぬしのかみの)

大前に 恐み 恐みも 白さく (おほまへに かしこみ かしこみも まをさく)

今回 此の土地に 瑞の 御舎を (こたび このところに みづの みあらかを)

造り奉るが故に 古の例の 随に (つくりまつるがゆへに いにしへのためしの まにまに)

忌鎌以ち 荒草 木根 刈除き (いみかまもち あらくさ きのね かりのぞき)

忌鍬以ちて 石取り 土曳平均し (いみくはもちて いしとり つちひきならし)

祓ひ清めて 年の中に 月を擇び (はらひきよめて としのなかに つきをえらび)

日を擇びて 今日の 生日の 足日に (ひをえらびて けふの いくひの たるひに)

地鎮祭 行ふと為て (とこしずめのまつり おこなふとして)

海川 山野の 種々の 食物を (うみかは やまぬの くさぐさの ためつものを)

捧奉る状を 平らけく 安らけく (ささげまつるさまを たいらけく やすらけく)

聞食て 水溢れども (きこしめして みづあふれども)

此に掘れる 溝の埋る事無く (これにほれる みぞのうまることなく)

雨降 風吹とも 地崩る事無く (あめふり かぜふくとも ちくずることなく)

地震の 災に 動き 傾く事無く (なゐの わざわひに うごき かたむくことなく)

獣類の 荒備 昆蟲の 禍事無く (けものの あらび はうむしの まがことなく)

常磐に 堅磐に 静けく 安らけく (ときはに かきはに しずけく やすらけく)

清き 土地と 守り恵み (きよき ところと まもりめぐみ)

幸へ給へと 恐み恐みも 白す (さきはへたまへと かしこみかしこみも まをす)