●光明真言 （こうみょうしんごん）
（※画像は文化遺産オンラインから）
（長野県松本市 牛伏寺所蔵 「牛伏寺光明真言頌」）
正式には「不空大灌頂光真言」、略して「光言」とも。
『不空羂索神変真言経』には「大日如来および、十方
三世の諸仏が清浄蓮華明王（成道を願う求道者、
仏弟子）のためにこの真言を解く」とある。
すなわち、大日如来の真言でもあり、一切の諸仏・
諸菩薩すべての真言でもある。
これを奉り読誦すれば無量無変の功徳があるとされる。
この真言を237回聞く者は、一切の罪障が消滅すると
されることから、真言宗では法要などで亡者の罪障
消滅に欠かすことの出来ない真言となっている。
これを発展させた修法が「土砂加持秘法」で、人の
踏み入っていない深山幽谷より密かに採取した
清浄なる土砂を浄水で清め、7日間日光にさらし、
器に盛って108回光明真言を唱え加持したものを
亡者の亡骸や墓地に散じれば、生前に如何に
大罪をなした者であろうともぞの罪障が滅するという。
真言の中でもかなり強力で、実際に効果を感じたという
声を聞く機会の多い真言です。
御利益として「除霊」・「厄払い」がありますが、霊能者で実際に
除霊も行っていらっしゃる柳生忠司さん曰く、この真言だけは
実際に自分で除霊できる可能性があるそうです。
では、他の真言ではダメ、ということなのか・・・？
要は、真言の仏様と御縁が無いと効果が無いということです。
そこら辺の話は、実際に以下の柳生さんの動画にて――
動画では真言のことのみを言ってらっしゃいますが、
実は祝詞も、「ひふみ祝詞」のように神様を特定しない
ものは兎も角、特定の神様に関した祝詞（龍神祝詞・
稲荷祝詞や、あまり公になってませんが日本神話の
神々の祝詞など）は、全く霊験が得られない訳ではない
ですが、御縁があった方が強力です。
船玉祓のブログで、『普段船に関わってない方は、神社で
唱えても「？？？」と神様に思われ――』と書きましたが、
これまで縁の無い見ず知らずの者に対して神様も、全力で
御利益を授けるということは然う然う無いという事です。
そもそも祝詞の場合は、氏神というものがありますから、
そうであるかないかで、霊験に差が出るようです。
私も、龍神様とは御縁がありますが稲荷神様とは御縁が
ないようで、稲荷神社にも何度か行きましたし、ずっと祝詞も
捧げていましたが、ダウジング等で対話しようにも稲荷神様とは
繋がりません・・・。
神社に相性があるとは以前にも書きましたが、そういう
属性のようなものも人にはどうやらあるようです。
なんだか映画の「天気の子」みたいな話ですけど（私は
近場に映画館が無いので観てませんが）。
ただ、真言然り、祝詞然り（本当に属性があるなら一部は
無理ですが）、唱え続けていれば御縁が段々と醸成され
ていきますので、それを続けることが肝要でしょう。
早く御縁を深めたければ、御本尊として祀ってらっしゃる
寺社に参拝したり、御札や像を買って拝むなどもありです。
ともあれ、そういった意味では、光明真言は人を選ばず
除霊可能な分、寛容な真言だと言えます。
その真言ですが、
「オン・アボキャ・ベイロシャノウ・マカボダラ・
マニ・ハンドマ・ジンバラ・ハラバリタヤ・ウン」
また、
推奨回数 33回これを唱えると、「守護」や「願望達成」に
効果があるのだそうです。
印は、親指と中指を立てて合わせ、人差し指は折り曲げ、
中指にくっつけ、薬指と小指は交差させます。
唱えて頂けている動画。
罪障は誰にでもありましょうから、是非 237回聴いてみましょう。
こちらは原語であるサンスクリット語によるもの