●伊舎那天(いしゃなてん / いざなてん)

(※画像はwikipediaから)

(京都国立博物館所属「十二天像 火天」)

密教に於いて北東を守護する十二天の中の一尊。

元はヒンドゥー教の三主神の一神である「シヴァ」で

あると共に、インドのヴェーダ神話に登場する

ルドラ(魯捺羅)」の化身でもあり、暴風の神・憤怒の

火神と観念される。

第六天魔王の住処である「他化自在天」の主とされ、

また日本では、イザナギノミコト(伊邪那岐命)と習合する

場合もある。

描かれる際の姿はシヴァ神、およびその密教での姿である

自在天を想起させる。額には第三の眼があり、右手には

シヴァの三叉戟(トリシューラ)、左手には生き血を盛った皿を

それぞれに持ち、白い牛に跨る。

 

自在天と同じくシヴァ神の密教での姿です。ニヤリ

前回とのつながりから、今回チョイスしました。

自在天が「陽」なら、伊舎那天は「陰」、

自在天が「聖」なら、伊舎那天は「邪」といった感じでしょうか。

実際、伊舎那天が守護する北東は方角的には丑寅

いわゆる鬼門に当たりますので、鬼神のような存在に守護

させる必要から、そういう扱われ方になったものかと。グラサン

 

 

御利益は、書いてなかったです。ネット上にも無かったです。ガーン

まぁ、十二天はほとんどが基本、セット扱いなんで無いのかも。真顔

 

ただし、イザナギノミコトと同一視するならば、

国家守護」、「農工・商業の開運」、「福寿」、「病気平癒」、

縁結び」、「安産などあります。元はシヴァ神ですし、

そういう御利益はあっても不思議はないかも――

あくまで「かも」ですよ。ニヤリ

 

 

真言は

オン・イシャナエイ・ソワカ

 

印は――なんでしょう、怪獣同士の戦いっぽい感じが・・・。

 

唱えて頂けている動画・・・ある訳無いですな。ニヤリ

 

さぁて、次はシヴァ神の御子息たるガネーシャ様(聖天様)でも。口笛