夏休みが終わって早1か月が過ぎました。

新学期が始まり、私もアウスビルドゥング2年生です。

 

ボルドーの夏休みは今年で2回目。

本当に楽しかった、、、

 

今、学校2年目になって思うことがたくさんあり、

結構さまよっている毎日です。

今年の春 30歳になり、今後の人生について

こんな感じで~みたいな余裕がなくなってきたのかもしれません。

思えば2019年末、

コロナが存在する少し前にドイツに来て、

それからなんとなくの流れでアウスビルドゥングを始めることになった私

 

最初は2020年12月には日本に戻っている予定だった。

それが、パン屋さんで働かせてもらえることになり、

このままコロナの日本に帰ってもなぁ…の時に契約延長。

今に至るわけです。

 

思えば10年近くパン屋さんで働いているんです、実は。

栄養士の短期大学を出てからパン屋さんへ。

日本では個人店と企業、個人店のレジ、企業のバイトなど経験しました。

掛け持ちで居酒屋とか個人店のワインバル?みたいなところでも働いた。

 

最初の個人店のパン屋さんではちゃんと心が病み、診断書を切り札に退職。

上京した第一希望のパン屋には面接でこっぴどくシバかれ

帰り道に涙、世間の狭さを知ります。

企業のパン屋では8時間のほとんどを毎日

検品、仕分けをしていた2年間?、、

横目で新しい社員などがパンを焼いている姿を見ながら

喉が詰まるような感覚

女の子は製造希望でもレジの日々。

帰り路の公園で悔し泣きしていた1年半?

 

10年近く、いつも製造希望で入社した私は

約4年間くらい、まともにパンを焼いたことがなかった。

週に1日とか。月に2回とか。

時々回ってくる製造のポジション

それを完璧にこなすことに懸けていました。

 

そんな自分へのご褒美の期間な気がしています。

しかし、それも十分。

今一度、自分ゲゼレになることが大事なのか。

自分が今充実した完璧な期間を生きているか。

少し問いかける時間のような気がしています。

 

フランス滞在の度にお世話になるおじいちゃんがいます。

この夏もたくさん話しました。

 

彼は会うたびに、

“君はドイツでくらすことが幸福か?”

“今の生活はあなたを幸せにしている?”

と質問するんです。

 

時間がたってその質問がさらに深い部分で響く感じ。

いつまでも、負けないように!とか

いつまでも、やり遂げる!とか

そういうのじゃないかもな、

十分基礎は積んできたしな、

そんな風に考えちゃう。

 

肌寒いです、もうドイツは秋になりました。