あらすじ

天涯孤独の少女ユリは、育ての親を火事でなくして、雪の街をさまよっていた。

さまよう内に獅郎と出会い、ユリの人生は悲劇に向かって動き出す。




感想

燐と雪男の母ユリと育ての父獅郎の物語です。

前回、兄弟ケンカの末に敵サイドのイルミナティ

に行ってしまった雪男。

そんなことになってやっと、自分の出生の詳細を知る決心がついた燐がメフィストの助けで過去を見に行く章です。


何故、サタンの落とし子である燐が生かされていたのか、


燐と雪男の名前の由来


2人の母ユリの生き様


獅郎が育てることになった経緯


2人の実父サタンが受肉した経緯


青い夜が何故起きたのか


が全て明かされます。


連載当時はやっと青エク最大の謎が明かされたああー!と感慨深かったのと、ユリと獅郎の物語が切なく、辛く、2人の話だけで独立した漫画になるでしょー!と叫びましたね(T ^ T)


アニメのオープニング曲「痛覚」が獅郎と燐の心情をはっきりと歌っていて、青エク史上最大級に内容とマッチした歌詞になっていました(T ^ T)


青エクって、ずっと燐と雪男が兄弟ゲンカしてるだけのマンガでしょ??と思っている人にこそ見てほしいです。


あと、はっきり言うと、サタン、獅郎、ユリの三角関係の末に、ユリがサタンとの子を身籠る話ですので、NTRが好きな方にもオススメかな🤔


あまりにも辛い物語なので、NTRと呼ぶのは憚られるけども💦


あまり注目されていないような感じがするので、今回は今までの青エクっぽくないよ!と言って、今まで興味のなかった層に届くといいなあと願っています🙏


おわり。


↓4巻に渡って描かれた重厚な過去編でした驚き

↑幼いユリと獅郎

↑若い獅郎と後ろのは獅郎の兄弟に受肉したサタン(2人の顔は瓜二つです)

↑産まれたばかりの燐はたくさんの人を葬ってしまいました。燐が過去を知りたくなかったのは、そのことを確認するのが怖かったからでした。

↑ユリは、ずっと獅郎が好きだったけれど、過去関わった燐火(サタン)をほってはおけなかったし、自分しかサタンの抑止力にならないと分かっていたからサタンの側にいることを選んだのだと思います。

なくなる直前に我が子に付けた名前が、2人のお父さんから取った名前で、獅郎が育ててくれることも分かっていたのではないかなと思います(T ^ T)