今日は3月11日。
大きな震災の発生から5年が経ちました。
県内各地では追悼の行事が行われています。
災害公営住他の建設、高台の宅地造成、区画整理事業による土地のかさ上げ、学校などの新たな施設の建設、防潮堤の整備、鉄道路線の復旧工事…沿岸部の各地で、復旧のための工事が進められています。
一方、県内で現時点でも2万1千人の方が、仮設住宅などでの不自由な生活を続けています。
5年経ちますが、まだまだ復興は道なかば。いかに大きい災害だったのか。
2時46分。黙祷。(U)
▼見学会やイベント予定
3月5日・6日の「みやこ型住宅」完成見学会および住宅相談会は終了しました。
ご来場くださいました皆様、どうもありがとうございました。
今回で、平成27年度の見学会は終了です。現在のところ、今後の見学会等の予定は未定です。決まり次第、このブログでもお知らせいたします。
▼終了した見学会やイベント等
■2016年3月5日(土)・6日(日)山田町「完成見学会と建築相談会
」
■2016年2月13日(土)・14日(日)宮古市田老「構造見学会と建築相談会 」
■2015年10月3日(土)・4日(日)宮古市シーアリーナ「第21回宮古市産業まつり 」
■2015年9月26日(土)・27日(日)宮古市シーアリーナ「いわて復興住宅祭in宮古 」
■2015年3月14日(土)・15日(日)山田町豊間根「完成見学会と建築相談会 」
■2015年3月7日(土)・8日(日)山田町豊間根「構造見学会と建築相談会 」
■2015年1月24日(土)・25日(日)宮古市磯鶏「完成見学会と建築相談会 」
■2014年12月13日(土)・14日(日) 山田町豊間根「構造見学会と建築相談会 」
■2014年10月4日(土)、5日(日)宮古市シーアリーナ「宮古市大産業まつり 」
■2014年9月6日(土)、7日(日)宮古市シーアリーナ「住まいの展示相談会in宮古 」
■過去に行われた見学会
、セミナー等
■2012年宮古発・復興住宅「ぬぐだまり」崎鍬ケ崎モデルハウスのモデルハウス購入申込は終了いたしました。
3月5日と6日の2日間、山田町で、みやこ型住宅の完成見学会と住宅相談会を開催いたしました。
おだやかな天気にも恵まれ、多くの方にご来場いただきました。ご来場くださいました皆様、どうもありがとうございました。
約33坪のコンパクトな間取りの住宅です。リビングに面して、日あたりのよいウッドデッキが設けられています。ウッドデッキの広さは12畳あります。
白を基調としたインテリアで、吹抜からの採光もあり、実際の面積よりも広々とした感じがします。優れた断熱性能(熱損失係数約1.3W/m2・K)を確保しており、リビングに設けたエアコン1台による暖房で、全室とも快適な室内環境が実現できています。
今回の住宅は、柱や梁をあらわしにしている部分は少ないですが、構造材の8割以上に宮古・下閉伊産の木材を使用しています。
今回で、平成27年度の見学会は終了です。現在のところ、今後の見学会等の予定は未定です。決まり次第、このブログでもお知らせいたします。(U)
宮古駅南側に計画中の新たな拠点施設のあり方や、現市庁舎跡地の活用方法、そしてこれらを核とする中心市街地地区に賑わいを産み出すためのアイディアについて、一昨年秋から話し合ってきた「まちづくり市民会議」。昨年12月からは、season2(第2期)の活動がスタートしています。
去る1月24日(土)、通算では第10回目となる市民ワークショップが開催されました。今回のテーマは「アイディアの実現に向けて、戦略を描いてみよう!」。当日は、高校生、短大生から40歳代までの32名の皆さんに参加していただきました。
前回のワークショップでは、「スポーツ系」「広場あそび系」「ステージ系」「市(マルシェ)系」「くつろぎ(リラックス)系」の5つのテーマごとのグループに分かれて、主に現市庁舎跡地の活用アイディアについて考えました。その結果、跡地だけではなく地域を巻き込んだ意見が出されました。また、市庁舎の解体前でもできるアイディアがたくさん示されました。
そこで、今回は、それらのアイディアの実現に向けて、『「いつ」「誰が」「何を」「どこで」できるだろうか?』について考えるための話し合いを行うことにしました。
参加者の皆さんには、前回と同様に5つのグループに分かれてもらい、まず、自分が「こんなことができるといいな…」と考えたアイディアについて、「いつ、誰が、何を」という形式でカードに書き出してもらいました。
その後、各メンバーのアイディアをグループ内で発表しました。そして、それぞれのアイディアがどこで実現できるか(新拠点施設、現市庁舎跡地、中心市街地…)を地図上でイメージしながら、話し合いを行いました。
その後、各グループごとに話し合った結果を発表し、参加者全員で共有しました。
各グループの発表では、「宮古○○部」、「何でも広場」、「まちなかキャンプ場」など、今後につながるキーワードが示されました。また、「綱ひき」や「古地図でブラタモリ」など、実現できそうなアイディアも提案されました。
次回以降のワークショップでは、今回示されたアイディアの実現に向けて、具体的な取り組みについて話し合っていきたいと思います。
次回ワークショップは5月頃の開催を予定しています。誰でも参加できますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。
(問合せ先:宮古市役所復興推進課 電話68-9089)
岩手県立大学盛岡短期大学部 内田信平
前回に引き続き、運休しているJR山田線の宮古~釜石間の復旧工事の様子です。
宮古から釜石に向かって2つ目の駅が津軽石駅 です。
震災の際には、津軽石川をさかのぼってきた津波によって、停車中だった列車の車両が脱線しました。昭和10年の開業時から使われていた駅舎は、レールから約2mの高さまで浸水したものの、流失はまぬがれました。幸い、乗員、乗客は避難し、犠牲者はありませんでした。
さて、先日、津軽石駅の近くを通りかかったところ、何本ものレールが並べられ、作業員の人たちが作業をしていました。
おそらく、レールの交換の作業の準備しているのでしょう。
駅の北側には、真新しいコンクリート製の枕木が、ずらりと並べられています。
復旧にあたっては、被災していない区間を含めて、レールや枕木などの設備強化がなされるとのこと。枕木も、このコンクリート製のものに交換されるのだと思います。
線路の向こうに見えるのは、5階建ての災害公営住宅です。昨年完成しました。
少しずつですが、新しい街の様子が見えてきています。(U)
震災の被害で運休しているJR山田線の宮古~釜石間の復旧工事の様子です。
宮古駅の東側(釜石寄り)にある閉伊川に架かる鉄橋は、震災の津波により、11本あった橋桁のうち6本が流されました。昨年11月から、この橋梁の復旧工事が始まりました。
今日、宮古駅の東側の線路沿いを歩いていたら、青く塗装された真新しい橋桁が3本(3台?)、台車に載せられているのが見えました。元々の橋梁と同じ形式の、鋼製の橋桁です。
この場所で組み立てていた様子はなかったので、どこかの工場である程度組み立てたものを運んできたのだと思います。どうやって運んできたんでしょう?現在、盛岡~宮古間は土砂崩れで運休していますので、おそらく、大きなトレーラーで陸送してきたんでしょうね。
どれどれ…と、橋脚部分を見に行ってみました。
橋脚の上部がコンクリートで補修されているようです。作業用なのか、橋脚のまわりに足場が取り付けてあります。
新聞の報道では、今年(H28年)11月の完成を予定しているとのことです。
橋桁が流されたままの風景も、もうすぐ5年となります。橋桁がかかって鉄橋がつながれば、きっと元気が出ることでしょう。完成が待ち遠しいですね。(U)
みやこ型住宅ネットワーク主催の構造見学会および住宅相談会を行います。
地元の木材を利用し、優れた断熱性能を確保した「みやこ型住宅」の構造をご覧いただくことができます。また、住宅建設についての個別の相談にも応じます。
どうぞお気軽にお越しください。
■日時:2月13日(土)、14日(日) 10:00~16:00(両日とも)
■会場:宮古市田老「三王団地」
お問合せは、みやこ型住宅ネットワーク事務局(加藤)までお願いします。(tel.0193-62-4424)
なお、当日の連絡先は090-9746-5225(甲斐谷)です。
皆様のお越しをお待ちしております。(U)