図書館の雑誌コーナーで『週間東洋経済6/7号』に目が留まる。
なぜなら、特集が『定年後の人生戦略』と書かれていたから。
自身も50才を超え、これからの生き方について真剣に考えている最中。
早速、特集を読む。
今回の特集で印象に残った記事は以下の3つ。
① 定年後の「天国」と「地獄」
② 定年後、しなくていいこと。
③ 定年後の失敗しない働き方。
①から見ていく。
2人の家計簿を取り上げて、『天国と地獄
』をわかりやすく解説している。
家計における出費に着目。
地獄の家族は中高生を抱えており、今後の教育費の必要の違い。もう一方は既に子供たちは独立している。
また、食費(外食を含)、交際費の違い。
それに輪をかけて、地獄の家族は現有資産が少ない。
肝はある程度、貯蓄や食費・交際費を抑えれば、現在の給料が少なくても『地獄行き』を回避できる。
続いて、②『定年後、しなくていいこと』が書かれている。
<定年後、しなくていい5つのこと>
1 退職金を全額運用。
2 無理して再雇用で働く。
3 町内会など1か所に全力投球。
4「罪滅ぼし」のべったり夫婦旅行。
5 仕事に繋がらない資格取得。
最後の③定年後の失敗しない働き方が3つ書かれいる。
<再雇用>
メリット :現役時代と同じ環境で働ける安心感、精通している仕事のため経験を活かせる、多少給料は減るが、安定した収入が得られる。
デメリット:今まで部下だった人が上司になる、権限がはく奪されてつまらない、65才で強制終了。
<転職>
メリット :定年の年齢が後ろになる可能性あり、これまで以上の役職に就ける可能性あり、傷害収入が増える。
デメリット:企業規模が小さくなる可能性あり、給料が減る可能性がある、そもそも転職自体が難しい。
<起業>
メリット :やりたい仕事ができるため、やりがいがある、組織に属さず、自由に仕事ができる楽しみ、上手くいけば現役時代よりも収入が増える可能性あり。
デメリット:組織に属さないため、不安が大きい、プレーヤーとして働き続けなければいけない、収入が不安定。
最後に私見を述べる。
まずは、一番やってはいけないこと『退職金を全額運用』を私は既に実行した。
43才で公務員を退職した際、退職金全てを商業用ビルの購入(頭金、手付金、リフォーム費用)に当てる。
今では、年間家賃収入¥400万円/年を超えて、利回り10%としても¥4,000万円以上の価値になった。
退職金を全額投資したことは成功だったと勝手に思っている。
もう1点は『起業』について。
先程も述べたが、43才で公務員を退職した。
すぐに会社を立ち上げ(起業)、現在9期目。
超零細の会社だが、それなりに頑張っている。
ただ、これが60才で起業できたか考えると『NO』だろう。
起業するには、パワーとエネルギーが必要。
記事を読む限りでは、起業をススメている感じ。
現実的に考えたら、60才を過ぎたら『再雇用』の道が妥当だろう。
ただ1つハッキリしていることは、今の私にとって定年退職は全く関係ないというコト。