『件』（くだん）という妖怪がいる。
人偏に牛と書いて『件』。
文字通り、頭が人間、身体が牛という容姿をした妖怪で、産まれて３日程で死ぬが、死ぬ前に恐ろしい予言を遺すとされている。
そんなレア妖怪に大阪で出会った!!
これは以前、梅田グランフロントで妖怪展が催されていた時に展示されていたものだ。
あの『新・耳袋』の人が所有しているらしい。
以前TVで、これにレントゲン??した時、中は針金のようなもので骨組みが構成されている事が分かったが、剥製みたいなものだろうか??。
偽物か本物かは別にどうでもよくて、そういった伝説がけっこう好きなのだ。
ある種の奇形として産まれてきた牛だったのかもしれない。
顔が変形し人間ぽく見えるのもそのためで、また長くは生きられないというのも奇形ならうなずける話だ。
また、そんな『件』が産まれた年は、たまたま農作物が不作で飢饉が訪れ、本当に人語を喋ったかどうかは謎だが、『恐ろしい予言』というよりは『凶兆』を意味していたのかもしれない。
黄金の件ちゃん。
キラキラ輝いてるよ！
まるで黄金聖闘衣（ｺﾞｰﾙﾄﾞｸﾛｽ）
グッズコーナーで売っていたので購入しちゃったよ。
(*´∀`)
10cmくらいの金属製フィギュア。
フィギュアって言っちゃっていいのか??（汗
余談だが、怪談に『牛女』の伝説がある。
件とは逆で、頭が牛で身体が人間の女子だ。
戦時中、座敷牢に閉じ込められていて、空襲の際に逃げ出したという。
それが今も現れるという都市伝説だ。
発祥は兵庫県 某所にある某寺院であるが、とりとめの無い話のため、また心無い人が大勢訪れたため、寺院側は大変な迷惑をこうむっている。
今回は件をはじめ、妖しげな妖怪のミイラ達が展示されていたが、またいつか、色んな妖怪に会いたいと思う。