前回の続きです。
防空頭巾の女の子が現れるという、ブロック塀で塞がれた防空壕が本当に実在するのか、探してみる事にしました。
この怪談話に登場する様々なキーワードを手がかりに、防空壕の場所を特定していきます。
それらしい団地や丘はすぐに分かりました。
そして防空壕が丘のどの辺にあるのか、だいたいの目星をつけてみます。
普通に考えれば、丘の斜面にあると思われるのですが、その丘の斜面はむしろ崖に近い感じでした。
しかも竹やら木々で鬱蒼としており、ちょっとした森です。
このどこかに防空壕があるのかと思うと緊張感が増してきます。
しかし、どれだけ探してもそれらしい穴は見つかりません。
土中に完全に埋もれてしまったのでしょうか?
それとも、やはり怪談の作り話だったのでしょうか?
諦めかけていたその時、C氏が発見してくれました!!
この防空壕が実在していたという事は、幽霊騒動も実話だった可能性もあります。
しかも、ちゃんとブロック塀で塞いであります。
少し信憑性が出てきましたね。
丘の斜面というか、側面は鬱蒼とした木々に覆われており、この森の中に防空壕がひっそりと口を開けています。
解りにくいですが、これが防空壕の入口です。
ネットが張られており、その奥にブロック塀が見えます。
土砂が堆積しているため、入口の半分は土中に埋もれています。
実はブロック塀は上部が少し空いており、頑張れば入れなくもないですが、この時は装備が万全で無かったため諦めました。
この怪談話に登場した防空壕は実在しました。
この奥に行けば、防空頭巾の女の子に出会えるのでしょうか?
また機会があれば奥まで行ってみたいですね。