ダークなトーンのスクリーン
細い糸のような雨に打たれ
崩れ落ちる...
傍らに車椅子...
車椅子から手が落ちる...

ふたりは そのまま
冷たい雨に打たれ続ける...

その最後のシーンは
あまりにも悲しく...
あまりにも...

昨日 また訃報...

しかし この悲劇は
これで終らないのだろう...
悲劇が悲劇を産んだ...

このことを言うと
不快に思う人がいるかも知れない
しかし 敢えて

命が助かるというのは
決して悪いことでもなければ
喜ぶべきことあのだろうが
今回は 其れが不幸なのかも知れない

彼女の母親は
意識不明では有るが
命は助かった

その母親が目を覚ました時
現実を知った時
その心に産まれる感情は
想像するに堪え難いモノだろう

生きてしまった自分を
責めるかも知れない...
これからの自分に悲観な思いで
潰されそうになるかも知れない...

それを悲劇と言わずして
なんと言うのだろうか

もしかしたら
自分がその人なら
何故 死なせてくれなかったのか...
何故 辛い想いをさせるのか...
何故 自分だけ助かったのか...
そう嘆くだろうと...

そう考えると...
いつも悩む...
死のうとした人を助ける意味は...と...
助けてもいけないこともあるんじゃないかと...

っで
最後に...やっぱり...
手の届く限り助けるだろうと...
助けることに意味など無いのだろうと...

それは 単なるエゴなのか...
それとも そうあるべきなのか...
永遠に答えはでないだろう...

そして 助けるだろう...
その人の人生も背負えないのに...
その時は...罪の呵責と生きるのかも知れない...

その覚悟を決めなければ
いざという時 逃げない為に...

ご冥福を申し上げます
もし 霊というモノが存在するのであれば
いつまでも見守り残された人を守られること願います