『第一段階の作戦は、順調の兆しであります。隊長。』
『では、確実に成功へ導くべく、事を進めるぞっ。』
私の頭で会議が行なわれた。

小さな事をコツコツと。

今の会社に移り1年半ぐらい。
勤務するにあたって、社長に言ったこと。
『私は、住宅屋のいち従業員にはならない。
あくまでも、グラフィックデザイナーとしてでなければ。』
この言葉には、
この会社のだけの仕事をする気は無い。
業界の常識に縛られたくない。
という2つの意味がある。

私は、1年目には、あまりモノを言わない。
1年会社を見て、流れと問題点を客観的に把握したいから。
2年目には、そのことを踏まえ、
自分で何ができるのか?を自分の範囲でやってみる。
3年目に、モノ言う社員と化す。
具体的な方向と方法を打ち出すのだ。

っで、今1年半。
自分の範囲でどういう仕事ができるかの模索時期である。

自分の目的。
住宅屋の専属広報デザイナーでありながら、
異業種の外注を取り、
デザイナー部門での独立採算をすること。

この目的の為に、やったこと。
広告で社長の意見を少しだけ入れるだけにし、
自分のしたいデザインをすること。

っが、しかし...。
実際はまだまだ、
自分のしたいデザインが出来ていない....。

だからと言って、
他に負けている気はしない。

っで、最近、田舎ではあるが、
ウチの社長へ、色々とデザインの話がある。
皆、良い広告代理店やデザイナーを探せず苦労しているようである。
『チラシやツールどこでやってもらっているの?』と聞かれるらしい。
『ウチの中でしている。』と答えると、
『是非、やって貰いたい。』との依頼がある。

はじめは、『ウチの会社ので忙しいから。』と
私の耳に入れるまでもなく断っていたらしい...。

が、この間、社長の友人のスナックのロゴを頼まれて、
酔った勢いでOKしたらしく、
私のところに依頼に来た。

丁度、仕事が詰まったとこなので、
気分転換にサクッあげた。

『気分転換でこういうのやるのか。
それって、気分転換になるの?』
というので、
『そりゃそうですよ。たまに、別なのやらないと。』
そんなやり取りがあり、
では、仕事いっぱい依頼されてるから、
やってってことになった。

ニヤリ。
予定通りに事が進みそうである。

自分で営業かけて仕事を取るというのは、
現実無理な状態。
打合せや攻める企画が必要だからだ。

ようは、口コミが一番良い。
こっちも、強気でデザインを出せる。

この口コミ効果は、
入社する当初から頭にあった。
今の会社のデザインを目にする業者やお客さん。
ここから、デザイン依頼を受けること。
だから、デザイン遅いと言われようが、
気にしないで、いつも嫌みを言われながらもデザインしてきた。
得意に笑顔でかわしながら。

これを待っていたから。
この兆候を大切にしよう。
さすれば、今の近辺の仕事は確実にこっちに来る。

2010年には、支店を出したいという社長の要望が叶えば、
もっと、仕事のエリアが拡大する。
その頃には、部下も雇えるだろう。
そしたら、自分のペースで事業拡大と行きたいものだ。

そして、頭の片隅に独立の道も。
独立するのは、社長も了解済み。
どちらが良いか?はその時の状況次第となっている。

1年は、かなり危うかったが、
ここに来て、自分の仕事の方向性が狂っていないと確信。
来年からは、今の依頼の仕事をいかに自分の作品としていくか。
と同時に、評価=結果の伴うものにするか?である。

などと考えているが...。
もう、すでに会社のツール制作でいっぱいだ...。
楽しみは来年までお預け
というのがホントのところである...。

ということで、
野望を笑顔という仮面に隠しながら、
淡々と仕事をする今日この頃。