堤防を破壊、流されるタンク…原発襲う津波 (読売新聞) | NuclearPowerPlant-Nymph

堤防を破壊、流されるタンク…原発襲う津波 (読売新聞)

19日、東日本大震災が発生した3月11日、福島第一原子力発電所に津波が到達した直後の写真を公開した。

 東電社員が、5号機付近の斜面で撮影した写真には、堤防を破壊して原発に迫る津波の様子が記録されている。圧力抑制室用水タンク(高さ15メートル)と2基の重油タンク(高さ10メートル)は、水没したり、流されたりした。

 4号機に近い集中廃棄物処理施設のプロセス主建屋4階にいた協力企業社員は、同施設でみるみる水位が上昇していく過程をとらえた。

 津波は午後3時42分に先端が到達した後、1分足らずで水煙を上げて水位を増し、同施設の補助建屋(高さ9・5メートル)脇の重油と軽油のタンクが水没。補助建屋の壁も破壊され、津波がひいた後には、流された車が立ったまま壁にひっかかっている。

[ 2011年5月19日14時28分 ]