放射性セシウムは筋肉に溜まるという。筋肉細胞が多いのが「心臓」。
記事では、高血圧がミトコンドリアを傷つけるというけど、放射性セシウムによる放射線が心臓の筋肉細胞のミトコンドリアを傷つけて、心不全が起きると考えてしまうんだけど・・・・・どうなの???(((゜д゜;)))
---------------------------------------------------------------
阪大など、心筋炎症の仕組み解明 治療法開発に道
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C889DE6E2EAE2E3E0E0E2E0E4E2E6E0E2E3E09180EAE2E2E2;at=DGXZZO0195579008122009000000
日本経済新聞 電子版 2012/4/26
英ロンドン大学キングスカレッジの大津欣也教授や大阪大学などは心不全の一因とされる心筋の炎症が起きるメカニズムを解明した。高血圧などで心筋の細胞内小器官ミトコンドリアが傷つき、不要になったDNA(デオキシリボ核酸)の蓄積が引き金となって炎症がひどくなっていた。心不全の治療法開発に役立つ成果という。成果は英科学誌ネイチャーに26日掲載される。
心不全は遺伝子異常や心臓に血液が行き渡らない虚血、心筋細胞の炎症などで起きる。炎症は、病原体が関係する場合もあるが、多くは原因が不明だった。
研究チームはミトコンドリアのDNAを分解できなくしたマウスで実験した。大動脈を縛り高血圧に近い状態にすると心不全になった。
ミトコンドリアのDNAは形が病原体に似ている。高血圧で傷ついたミトコンドリアのDNAが正しく分解されずに蓄積すると、免疫反応を担うたんぱく質「TLR9」が働いて炎症が進み、心不全の原因になっていた。
マウスの実験では、DNAを分解する酵素がうまく働かなくても、TLR9の作用を抑える物質を投与すると高血圧でも心不全にはならなかった。TLR9を抑える物質や酵素の働きを促すことが新たな治療法になる可能性がある。