1つの仕事に専念しなさい!
団塊世代が強固に持っている確信です。
そのおおかたが不景気を経験することなく定年しました。
実力がなくても収入につながった高度成長期はとっくに終わっています。
学校の成績がよいことがそのまま仕事力だと勘違いされて、それで済んでいたのだから、それを幸と思うか不幸と思うかはそれぞれ。
それよりもそんな甘い考えではやっていけないのが、今の世相です。
そこに【複業】という古くて新しい考え方・生き方がクローズアップされています。
なぜ、副業ではないのか?
副業とは、本業の収入ではまかなえない支出を補うために生まれました。
子供の養育費・教育費
旅行や遊興費
自動車の購入
借金の返済
などです。
今はむしろ、副業選びがもっとも必要になっているのが現実です。
では、複業とはどんなもので、なんのためにあるのでしょう。
副業は本業に対してつかわれます。
だから、本業の収入がしっかりあることが前提なのです。
ところが、年功序列・終身雇用が崩壊し、転職どころか、会社のほうから先手を打ってリストラされる時代です。
賃金もほとんどアップしません。
逆にいつカットされるかわかりません。
公務員でさえ、リストラ計画が進行しています。
本業が本業としての収入源であることが不安定になっていることが複業を生みました。
どれが失敗しても他が助けてくれるかもしれない。
リスク分散です。
A銀行が倒産してもいいように、B銀行、C銀行と分けて預金しておくのと同じです。
複業の具体的な方法を紹介してくれたのは
ロバート・アレンの実践億万長者入門 ― 生涯続く無限の富を得る方法
です。
神田昌典さんが日本に持ち込んでくれました。
数年前の本なのに、すでに内容は周知のことがほとんどで、いまさらなんですが、もしも読んでいないのならば、一度は目を通しておくことをお勧めします。
この本を読むずっと前から複業していた私にとって、皿回しのたとえは複業運営の貴重なアドバイスになりました。
今までやってきた複業はどれも時間がかかりました。
最初は損ばかりのものでした。
いまだに損しているものもあります。
他の収入が補っているのですが、つまりやめたほうが支出が減るわけです。
それでも執着するのは、そのうちドル箱になることがはっきりしているからです。
他の収入源が弱ったときに威力を発揮することになります。
そのような長期的視野が必要です。
ここまで読んでいるあなたは、長期的視野を持っている人ですね。
それだけで成功の一歩を踏み出しています。