まつげエクステの技術を習い始めた当初

両手にツィザー(ピンセット)を持ち、


片手で、ミリ世界のまつげを掻き分け

もう片手で


1ミリに満たない仮毛(エクステ)を

正しい角度で掴んだら、


寸分狂わぬよう

ピンポイントでピタッと装着。





それを、1分間で何度も行うなんて、、


そんな神技出来るの?

と、最初は信じられなかった。


次第に感覚やコツを掴んでくる。


調子に乗って、さらにスピードアップ

さらに美しく。


日々のマネキン練習が楽しくて楽しくて、

気が付けば、毎日何時間も同じ動作を繰り返し

とうとう右手首が、腱鞘炎に。






一度ハマってしまうと

限界が分からない。


根拠のない自信が仇となり


おおよそ、やり過ぎたかな。と

勘付いた頃には、身体が悲鳴を上げてしまう。





だけど、

だけどね、



そこまでやり切る、集中する、

一つに向き合って、とことんやった!

頑張った!!と、



「自分の限界」を超えてまで走る経験は、

人生の中で、そんなにない。ように思う。


大人になると、特に。ね





「自分の限界」は、

たしかに限界だけあって、大変で。


しんどい時もあれば、

あと後、負担が来てしまったり、

こわさ。が襲ってきたり。


それなりの「リスク」もあるけれど、


(大人は、それを過去の経験から予測して

その分躊躇しやすい)



そんな時、



自分の限界を迎える前に

引き返すか。


それとも、

それでも、


ここで引き返す訳にはいかないと

自らを奮い立たせ、


自分の限界を超える挑戦をするか。





どちらも、


その境地でしか経験出来ない感情や

知らない自分に出会える。




失敗でも成功でも、何でも

経験。に勝るものはない。



と、




今日、


飛んだことのない高さからジャンプして、

飛べた!という経験を手にした私は、


今すごく、



限界ギリギリって、いいな。を

痛感しています。







それはきっと

「受け身」ではなく

「自分の意思で動く」ことで生まれる感覚



自分で決めて、自分でやる。



その結果には、

「生きてるなー、」って

深い部分から込み上げるように

喜びが湧き上がる。


与えられた喜びとは、また

満たされ方が全然違う。





刺激ジャンキー。

ならではかもしれないけれども、


自分で決めて、

自分でやる。



自分の人生を切り開く感覚を

知ると知らないとでは大違い。




限界ギリギリ。アウトのすすめ。

でした。