まず、はじめに、リングに両者がたったときは、体格差が非常にでていて、「これはあたるはずのない予想をしてしまった。パッキャオは倒されるだろう」とつぶやいていた。
1R:デラホーヤがプレッシャーはかけているが、パンチは当たらず、パッキャオの得意なノーモーションの左が軽く打ってはいるが、あたっていた。パッキャオの動きが軽く、調子はよさそうだ。
2R:デラホーヤのパンチはあまり当たらないまま・・・ パッキャオがプレッシャーをかける場面も出てきて、リズムに乗り始めてきた。
3R~:パッキャオの強いパンチも当たりだし、プレッシャーをかける場面が増えていった。
8R終了時にデラホーヤコーナーのセコンドが試合をとめて、パッキャオのTKO勝となった。
以前このブログで予想を、希望をこめてパッキャオの判定勝利としたのだが、実際に試合を見てこのような結果になるとはほとんど思わなかった。
さすが、パッキャオというのもあるが、大きな勝因はデラホーヤのコンディション不足であろう。デラホーヤはパンチは連打が少なく、リズムを作ろうとしたときはうまくパッキャオがウィービングなどで連打をかわし、最初から最後までいい場面を作ることが出来なかったデラホーヤだった。
今まで、デラホーヤの全試合を見てきたが、いつものようにパリでなくパッキャオのパンチをガードでかわした点が特に気になり、全盛期と比べまったく本調子でなかったのではないだろうか。