こんにちは、植田信隆です。

 

動物のカバは水中で4〜5分ぐらい潜ってられます。

 

カバは肺呼吸なので、ずっと水中に潜っていられる訳ではなく水面に上がって呼吸しないといけません。

 

動物園でのカバは水面で顔を出して浮かんでいたかと思えば、水中に潜って休憩をして20秒程したら後ろ足で底を蹴って水面に浮かんできます。

 

これがカバの呼吸のパターンだそうです。

 

母親のカバはそれを子供に教えるために鼻先で子供のカバを押してプールに落とします。

 

子供のカバはまだわからないので水中に沈んだままです。

 

母親のカバは落ち着いた様子で浅瀬からプールに入り、水中の子供の所まで行って鼻先で押し上げて浮かせて水面に出します。

 

この間、約20秒。

 

子供のカバは水面に上がると大きく息をしますが、また沈んでしまいます。

 

母親はまた20秒ぐらい経った頃に鼻先で子供を押し上げて水面に浮かせます。

 

子供のカバはしばらく水面に浮かんでいたが、また沈んでしまったが母親は何もしなくなりました。

 

すると子供のカバは後ろ足で底を蹴って水面に上がってきました。

 

あとは沈んでは浮かび上がるというのを繰り返していました。

 

母親のカバはどこまで教えればいいのかが分かっていたのでしょう。

 

きっかけを与えれば本能でできる事もあるのです。

 

人間にも生まれつき自然に習得する能力があります。

 

頭で考えるよりも実際に体験したり、やってみることでコツを掴んで身につくことがあります。

 

自転車に乗れるようになるのも理論ではなく感覚ですよね。

 

試行錯誤や修正を繰り返して再現性も高まります。

 

動いてみるメリットですね。