「第8回小児神経放射線研究会」
2013年10月26日にキャンパスプラザ京都で開催された第8回小児神経放射線研究会に参加してきました。
小児神経に興味を持つ放射線科医、小児科神経医、小児脳神経外科医、小児神経病理医が参加する研究会で、小児神経の疾患・病態について、画像診断医の目からだけでなく、多面的な意見交換ができる場となっています。
教育講演、一般演題、特別講演の3部構成となっており、
一般演題に関しては、小児神経領域における新しい疾患や稀な疾患の特徴的画像所見に関する報告や、拡散テンソル画像(DTI)を用いた予後との比較研究に関する報告などがありました。
中でも、近年注意喚起が報告されている「ピボキシル基含有抗菌薬(フロモックス・メイアクト・トミロンetc...)長期投与による二次性カルニチン欠乏症」の報告が印象的でした。特に4歳までの乳幼児で急性脳症を引き起こす可能性があるため、我々放射線科医も小児の急性脳症を診る際には念頭に置くべきと思われました。
教育講演は
o「脳発達とT1強調像」奈良県立医大 田岡俊昭先生
o「胎児期難治性脳形成障害症の診断・管理・長期予後について」社会医療法人愛仁会高槻病院小児脳神経外科 山崎麻美先生