こんにちは。クロリクTMです。
先週は夏競馬を締めくくる二つの重賞（新潟記念、小倉2歳S）が行われました。新潟記念はレース直前に1番人気のライトバックが放馬し、競走除外となる波乱の幕開けに。レースはアリスヴェリテが前走のマーメイドS同様、単騎で逃げを打ち、その後ろにシンリョクカ、ゴールドプリンセスが続き、上位人気馬は後方で脚を溜める展開。直線を迎えると、残り300ｍ地点で早めにシンリョクカが先頭に立ち、後続から迫ったキングズパレスやゴール前猛追してきたセレシオンを僅かに退けて重賞初制覇。前走の福島牝馬Sでは落馬というアクシデントに見舞われた人馬が苦難を乗り越えて、人馬一体で掴んだ重賞制覇となりました。
中京では小倉2歳Sが行われ、道中3番手からレースを進めたエイシンワンドが重馬場を苦にすることなく、残り200m地点で力強く先頭に抜け出し、そのままゴール。今後に向けて大きな重賞制覇となりました。両馬の関係者の皆様、おめでとうございます！
さて、今週から秋競馬が開幕。開幕週となる今週は中山で京成杯AH（オータムハンデ）、中京ではセントウルSが行われます。京成杯AHはなんといっても昨年の阪神JF勝ち馬で桜花賞、NHKマイルCでも2着に好走したアスコリピチェーノが注目を集める一戦。セントウルSは、ここを勝って高松宮記念の勝ち馬マッドクールや充実一途で重賞連勝中のサトノレーヴのライバルとなる馬が現れるのか注目です。
それでは部員の予想をどうぞ！
京成杯AH展望
まずは、アスコリピチェーノ。新馬戦、新潟2歳Sと連勝を決めると、3 戦目の阪神JFでもその勢いのまま勝利し、無敗で2歳女王となった。勝ち時計1分32秒6は阪神JFのレースレコードを記録した。桜花賞では先に抜け出されたステレンボッシュに僅かに屈する形となったが、それでもタイム差は0秒1。前走のNHKマイルCは直線でバランスを崩す場面がありながらもゴール直前に追い上げを見せてここでも2着に入った。能力の高さは疑いようがなく、調教の動きは前哨戦とは思えないほど抜群だった。始動戦を勝利で飾りたいところだ。
次に、ディスペランツァ。NHKマイルCは直線で大きな不利を受け、前走は超スローペースに泣いているように、近2走は不完全燃焼な競馬が続いている。だが、3走前のアーリントンCでは本来得意ではない瞬発力勝負で結果を残しているように、ポテンシャルの高さは相当。時計の速い地力勝負のほうが良いだけに、今の高速馬場も大歓迎だ。調教での動きも申し分なく、同じ3歳馬のこの馬の逆転の可能性は十分ある。
そして、ディオ。ローテが詰まっていた4走前のダービー卿CT以外は大崩れをしておらず、堅実さが武器の馬。今回の舞台では、東風Sを勝利しており、舞台適性に不安はない。先行できる強みを生かして、ここも堅実に好走できるか注目だ。
他にも前走の関屋記念では不向きな展開の中追い込んだサンライズロナウド、阪神JF3着の実力馬コラソンビートなどが出走します。
セントウルS展望
まずは、ピューロマジック。2走前の葵Sで重賞初制覇を飾ると、前走の北九州記念でも前半3F32秒3というハイラップで飛ばしながらもそのまま逃げ切り重賞2連勝。スタートセンスの良さが抜群で、ここもテンからのダッシュ力では間違いなく劣らない。前走から同斤量のここは、重賞3連勝を決めたいところだ。
次にテンハッピーローズ。前走のヴィクトリアMでは前半3F33秒8という流れたペースをスムーズに追走すると、直線鞍上のゴーサインに見事応えて、残り200mで早め先頭。そのまま押し切って、G1初制覇を果たした。今回は新馬戦以来の1200m挑戦になるが、速い流れ自体はこれまでにも経験済み。次走の大目標BCマイルに向けて、ここで恥ずかしい競馬はできない。
そして、ダノンスコーピオン。近走の着順は奮わないが、今回は調教で驚くような時計を連発。確実に復調気配を感じさせる。左回りを狙いすましての参戦という点も不気味な材料だ。先日のCBC賞で重賞初制覇を果たした福永厩舎が同じ舞台で再び重賞制覇を狙う。
他にも完全に復調し、前走アイビスSDで久々に勝利を挙げたモズメイメイ、昨年のスプリンターズS勝ち馬ママコチャ、前走の函館スプリントSからの巻き返しを狙うアサカラキングなどが出走します。
SCARLET夢馬券
京成杯AH ②,④,⑥,⑧,⑩,⑬
セントウルS ➀,⑤,⑦,⑬,⑭,⑰
それでは失礼します。