精好仙臺平・署名落款付き
年末に近所のリサイクル店に行ってみた。
目当ては千円以内で買えるカメラのジャンクだが、さすがに都内とは異なり目ぼしい物はない。
だが、店の傍らに並ぶ着物の陳列コーナーがあることに気がついた。
『!』
袴があるではないか。しかも、色無地の仕舞袴仕立てで四千円という価格。
『まぁ、良いや、母校現役のサークルに寄贈するか…』と気安く買ってしまった。
ところが、自宅で改めて確認すると腰板裏には『精好仙臺平』と記され、制作者の署名、落款まで押されている。
掘り出した、まさかの高級品か?…いや、たぶん仙臺平を騙る模倣品であろう。
取り合えず…試着だ。舞台用の紋付きを出して着て、まずは運足をした。
…なかなかに、動きが良い。
次に、思いきり『飛び反り』をやってみた。
色無地なので『仕舞女子』的な雰囲気はあるが、立ち上がりなどの裾捌きは本当に良い。本物の仙臺平かは不明だが、これは仕舞袴としては悪くない。
うむ…迷う。『使え、君らにあげる!』と、当初の予定通りに現役の女子部員へ譲り渡すのが、男気のあるOBというものだが(彼女達は、このブログを読んではいないだろう…)…男性用としても、色無地を気にしなければ、使いやすい袴である。
真偽不明だか自称『仙臺平』だし…いや、新年から貧しい心持ちになったものだ。
