鴫野・お好み焼き『かおり』の味わい | HOODのブログ

鴫野・お好み焼き『かおり』の味わい

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私には、ほとんど初めてに近い大阪。

とりわけ大阪の食事は深い興味と関心の対象である。

まずは天満宮『うな次郎』の蒲焼き。
私は関東風の鰻が美味いと思っているが、こうして関西風鰻を食してみると、決して劣るものではない。

鰻を蒸さない調理法は、淡水魚である鰻本来の香りを残す。
その辺りの加減が難しいとは思うが、関西風の鰻も本場次第なのだろうか。


きつねうどん…鴫野駅前通りにあった店にて。大きめの丼に汁を張り、饂飩と揚げが浮かぶ。関西風の出汁が利いている。大阪に来れば、やはり関西風饂飩が良い。


粉モンの王道はたこ焼&お好み焼き…鴫野商店街『かおり』・開業三十年以来の地元に愛される店。
鴫野にある『八剱神社』参拝の帰り、偶然に通りすがりの店だったが、鉄板に並ぶ焼きたてのお好み焼きが、あまりに旨そうで一個買って、大阪城公園ベンチで食べた。その旨さ、味わいに深い感慨と感銘を受けたのだ。

翌日、帰京の日。改めて店に買いに行ったくらい新規のご贔屓なってしまった。

本当に美味い。鰹節、タレやマヨネーズを加えるタイプではなく、ホットケーキ状に焼き上げるタイプでもない。

写真にあるように、お焼き的な雰囲気だが、これが良いのだ。

ちなみにお店の女主人によれば、本来は古来『洋食焼き』が正式なのだそうである。


昭和三十五年頃、大阪市内のお好み焼き価格が八十円、今はチェーン店や屋台など五百円近い。

そんな時代の移り変わりとは裏腹に『かおり』のお好み焼きは『140円』だ。

うむむ…鴫野に行きたい。行って毎日買いたい気分である。


深い、深い世界が『粉モン』なのだ。