痩男 | HOODのブログ

痩男


日曜、小仕事で上京。半月ぶりの都内。違和感なく歩いていたが、帰路に着くなり疲労が襲ってきた。

やはり年には勝てないな。

写真は『痩男』系の能面、かなりリアルな表情の作品。憔悴した中に生への執念が感じられる。亡霊より生霊に思える。

男性の生霊が現れる能って、そんな作品があったかな。『通小町』や『善知鳥』も死霊。あえて『船弁慶』の後シテあたりに使ったら凄みがあるかも知れないけど、趣としては『船橋』か。


崇徳上皇を主人公にした能があれば、一番似合う…いや、戦前ならば、この発言だけで不敬であった。