SO IN Love…2
昨夜、日曜洋画劇場のエンディングテーマ曲『SO IN LOVE』に触れた。『kiss me KATE』というミュージカルに出てくる曲で、なかなかに切ないロマンチックな歌。ブログでも幾度か書いている。
ラフマニノフ系のピアノ曲にも聞こえるが、1943年にコール・ポーターによってミュージカルの一曲として作られた。ジャズのスタンダードとしてフランク・シナトラなど大御所がカバーしている歌でもある。
strange dear but
true dear
When I'm close to you dear , the stars fill the sky , so in love with you I'm …
囁くような歌い出しがあって、次第に気持ちが高揚してゆく。
歌い手によって個性があるから、誰が良いとは言えない。
お好きな歌手をどうぞ…というのが最良である。
こういう歌は下手に訳文を置くと陳腐であって、ある程度は英語の語感で味わった方が『ロマンス切ない感』がある。
先の映画『カサブランカ』…Here's looking at you kid
これもボギーの台詞として聞くから別れの哀しさがある。
互いの瞳には相手しか映っていない。その相手の中にいる艶かしさ。これがだな…安易に『君の瞳に乾杯』と訳文が流れると…そうじゃないような気分になる。
訳文は確かに必要なのだが、語感で楽しむ方が洋画らしさではないか。
