SO IN Love | HOODのブログ

SO IN Love


昼間、映画カサブランカをB/Sで放送していた。ボガード、バーグマンの二人による主演作品。米公開は1942年。日本は1946年…作品解釈は様々あろうが、この二大スターの共演を銀幕で観るというのは、あまりに贅沢でお洒落に過ぎる。

何よりバーグマンの演技が素晴らしい。視線や口許、耳あたりの表情まで感覚の全てを動員して演技している(バーグマンの耳元は本当に美しい)…彼女を受けるボギーが、これまた良い。台詞の声、トーンが上手いのだ。私的にはバーグマンを観るならば『凱旋門』だが、ボギーが出ているこちらの方も捨てがたい。
『Here ’s looking at you kid …』

あまりの名文句だが、この台詞が後半に二度使われる。二度目に二人の真意があって、別離を前に流れる心情は本当に艶がある(エロい!)

映画『カサブランカ』…どっかの映画館でポスターやパンフレット復刻で上映しないかな。銀幕で見たいものだ。

ところで…SO IN Love という曲がある。
知らない人は、あの日曜洋画劇場のエンディングテーマと言えば分かるはずだ。

元は『kiss me KATE』というミュージカルに出てくる曲で、なかなかに切ないロマンチックな歌なのだ。学生時代は、洋画劇場が終わり『サヨナラ、サヨナラ…サヨナラ』と淀川長治のカット。そして、このエンディングが流れてくると『明日から学校だなぁ…』と怠け者の私は、現実に引き戻されて溜め息をついた。

こうして駄ブログを書きながら不思議に脳内は、このエンディングが流れている。きっと、昼間見た映画『カサブランカ』のせいだな。

ぁあ、サヨナラ、サヨナラ…サヨナラ。