深夜の雪 | HOODのブログ

深夜の雪


今朝の未明。雪が降っているであろう事は気配で分かる。雪の降る音を聞くからだ。周囲の音を包み込むように『……、…』と静寂が支配する。一説に超音波が発生しているという。
雪景色を撮影したいと思っていたから、絶好の機会である。黎明、人静まり返る街に雪降る景色は、いかなる雑然とした街角であっても、モノトーンの絵に変えるのだ…と、そう想定しながら布団のトーチカに潜んで寒さに震えていた。

情けないが、寒さは苦手。布団から飛び起きる蛮勇はない。

朝日が上がり、一瞬に雪は消えた。