いつか、さよならするよ
病院で受診の後、少し運動を兼ねて市内をチャリで走り、ハードオフを見物に行く。
中古・ジャンク・ゴミ…も含めて様々なモノがある。言わば、九十九神達が集う場所。
店内は見ていて飽きない。お決まりの中古カメラ、ジャンクカメラは値段や状態は微妙だけど、都内に探しに出る経費を考えたら安い場合がある。
パソコン、オーディオ、楽器もある。状態の良いキーボードがあったら欲しいと思った。CDは中古とジャンクがあって、ジャンク品は激安のお買い得品もある。
今日はワグナーの各楽曲、その一部を集めた一枚を買った。
代表的な楽章を紹介している。108円…まぁ、こんなもんだろ。
ちょうど、聞きながら書いているけど、ワグナー好きの人って正直な性格なんじゃないか。
大晦日は必ず紅白を見て、早朝の初日の出を迎えに行く。
『ぁあ、今年も良い正月だ!』と周囲も含めて悦に入らないと満足しない。
ご来光に『タンホイザー・序曲』など似合いそうだしさ。大河ドラマのオープニング同様で、凄く単純明快なテーマだよ。
私も、普通に就職して結婚していればワグナー好きだったかもね。結婚行進曲なんて自分のために聞く事はないだろうし、こういうステロな楽曲はある意味の安心を求める人には必要な音楽だと思う。
ワグナーの楽曲が、女性によって魂の救済を求める展開というのは、近代主義を迎える時代性もあるだろうけど、私には文豪トルストイの裏焼きにも思えた。トルストイは女やセックスは全く解っていないけど存在を否定はしていない。むしろ母性を恐れているくらいだったと思う。
でも…ワグナーって、女も含めて世間を知ったような音振りが多いね。文学と音楽では差があるけど。
ワグナーは女性にモテた…というより、女性との恋愛が彼の作曲には必要だったんだろう。そういう『非凡なる男性』を好きになる女性も多いと私は思う。
あっ、私? 女性を前にして才能も金もないんだわ。恋愛以前の状態だからね。クソもミソ同じだな。
なんて汚ねぇオチだ。
マジにクソだったな。
