歪みのまま
ジャンク品で転がっていたFUJIファインピックス770F…2012年製造とある。壊れてしまうには早すぎるが、原因不明な故障を抱えてジャンク状態だった。だが、上手く起動させれば『赤トンボ』もご覧のように捉えるし、遥か上空を行く旅客機まで見ることが出来るのだ。
故障原因は、当初からの組み立ての粗雑さにあると思われたが、もう一つの要因は複雑過ぎる映像システムだと思う。コンデジとしては凝りすぎている。全体的に部品構成が強度不足でギシギシとレンズボードが動き、動くと『レンズエラー』が表示される。歪んでいるうえに、板の素材が柔らかいのだろう。ズーム作動を支えきれていない。
安定して使えれば申し分ないが、ネットで検索すると本機に対する故障記事が多い。偏芯、原因不明のレンズエラー…など。記事では、不良返品に応じて、新しいカメラが送られてきたが…また不良故障など理解し難い状況があったようだ。日本の会社が送り出した工業製品として残念だ。中国の工場で組み立てたから…今更、言い訳にはならない。
そうは言っても、ジャンクマニアの意地もあって分解と検討の結果、『じゃあ、まともに組み上げなきゃ良いや… 』歪みを、歪みとして使うように調整。必要なネジを使わずに、スポンジを隙間に詰め込み、さらにネジ替わりに両面テープで貼り付けたりした。
エラー表示の具合は、だいぶ減った。
騙しながら使うしかない。手頃に使えるコンデジだけど、これだけ雑な組み立てでは返品の山であったに違いない。それも理由なのだろうか。FUJIはコンデジ製造から撤退している。製品コスト下げて多売で儲けを考えたが、下げた品質によって自らの首を絞めたのだろうか。

