カメラが来た
ミノルタ初期型SR1『ポンちゃん』を修理した後日、さらに初期型を一台ほど入手して、僅か一時間で分解・清掃整備。そこでジャンクカメラ修理は、ひとまず峠を越したように思えた。
ミノルタ初期型の魅力を、スマホとデジタル全盛の時代に今さら説いても無意味に近い。すでにニコン、キヤノンの各一眼レフをお使いならば、無理にミノルタを勧める気持ちもない。フィルムカメラを始めたい…と思われる方には『ニコンのFM2などいかがでしょうか…』と言うに違いない。確かに、周囲には『子供の時からニコンしか使った事がない…』なんて(言いやがる)人も多く、ミノルタとはカメラメディア的には日陰ものなのだ。
今週、名古屋での所用先にも仕事用カメラの他に『ポンちゃん』も持っていった。名古屋での私的スナップは『ポンちゃん』で撮影した。そんな私の様子を見て、宿泊先にしていた親戚が『…もう、使わなくなったから、このカメラあげるよ…』と手渡されたのがNikonEM 50ミリf1.8s(最終生産の部品でオーバーホール済み)だった。
趣味的カメラとしてNikonEMを捉えた記事は散見されるが、カメラ評論家が述べるようにEMが趣味用カメラとは思えない。
むしろ、かなり仕事用カメラだと私はみている。重く使いにくいF型に比較して小型で取り回しが可能であり、ニコンならではのファインダーを実感する。
残念だがミノルタ初期型のファインダーは逆光に弱いのだ。
人からカメラを頂く事は稀だが、期せずしてニコンが手元に来てしまった。取り合えず使ってみるかね。いや、名古屋から来たカメラだから、『ワイも東京で働くがやー』だな。
