増殖するジャンク | HOODのブログ

増殖するジャンク






納品の仕上げ。時間が空いたのでジャンクカメラ屋を見る…見てるだけのはずであったが、ワンコインでミノルタSR 1初期型があるではないか。


手にとると相応の年数を経た姿だが、シャッター機能や幕は衰えていない。一応に低速も出ている。

初期型の象徴『千代田光学』の文字、楕円形のボディなど、魅力的であり愛らしい。

これから仕事先に行かねばならず荷物は面倒。うぅ…悩む私に、店長氏が『ジャンクは取り置きしませんが、お荷物ならば特別に預かりますよ…』と。この数分後に店を後にしたが
、結果はご推察の通りである。

いつまで、この初期型が増殖するのかは定かではないが、ジャンク修理に飽きるまで続けるか…。


分解写真・三枚目…上カバーを外した巻き戻し部付近。何と裏蓋を止めるためのスプリングが『ピョコン』と飛び出した構造。後期型は、このスプリングをボディ側にセット内装されて見えなくなる。しかし、ミノルタ初期型は分解上のトラップや逆ネジもない。今回は分解、組み上げ作業も思いの外に進み、僅か一時間足らずでファインダー清掃、各ギアなどへの注油を完了、組上がってしまった。


『だいぶ、こなれてきたね』

先に修理されたカメラの九十九神が呟く。

以前に誰かが、分解を試みた形跡があったが、ファインダーなどには手を入れず注油だけで済ませたように思われた。

巻き上げが、少し硬いのでジッポオイルを注入。他は普通の機械油とジッポオイルを適当に混ぜたやつ。

外した上カバーは温水で洗う。タバコの脂や油汚れは『洗濯用粉せっけん』で落ちる。
乾かすのはドライヤー。カメラ修理にドライヤー使い始めて、それが意外と効果的なのだ。

ひとまず…揃った初期型ファミリー。これで終止符か。いや、単純に初期型が好きだからね。どうなるんだろう。