カメラを入浴させる | HOODのブログ

カメラを入浴させる

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委託品ジャンクで入手したミノルタSR7s、上カバーを外さない事には根本的なファインダー清掃、フィルムカウンター窓の修正、ギアへの注油が果たせない。

だが、上カバーを止めるカニ目やネジは固くて全く回る気配もない。無理に回せば部品を破壊する恐れもある。しかし、このまま使い続けるには不安が多い。


帰宅して、しばらく本機を眺める…うーん。何か手段はないのか。

その時、固くて開かない瓶詰めジャムの蓋を外す手段が頭に浮かんだ。

一、叩く。二、湯に浸ける…そうだ、湯に浸けるだ。

もっともカメラを入浴させるのは無理な話。

しかし、適度な熱でカニ目を暖めて固着した油や金属の熱変化を利用するば何とかなる…にちがいない。サウナ風呂ならば、何とかなりそうだ。

さっそくドライヤーでガッツリ暖める。指先に鋭い熱さが伝わるくらいになったところで、プライヤーを差し込み、左側へ回す。

ズルリ…とネジやカニ目が見事に回った…狙いどうりだ。こうなれば、勝手知ったるカメラである。101型と同様であるため、最近はかなり手慣れたものだ。

上カバーを外して内部を見る。糸を用いて機械的動作を連繋し、伝える構造は本機から始まったようだ。分解整備における一番のトラップと言えるだろう。

内部は全体的に緻密で、ファインダー付近の構造よりシャッター付近に至る設計配置には美意識すら感じた。

分解・組み立てを終えて、テレビーモニターでシャッター幕の調子を確認。
ほぼ間違いなく、動作不良もない。

ようやく全ての作業が完了。自分で修理して組み直したカメラで撮影するのは、何より楽しい作業だ。