君の心と体が雨ならば、晴れるまで僕は待つ。 | HOODのブログ

君の心と体が雨ならば、晴れるまで僕は待つ。


機械は内部部品が壊れても、場合によっては修理も可能。意外と簡単に直る時もある。

しかし、一度壊れたら、人の体と心は本当に難しい。特に神経を壊されると本当に堪える。

少し鬱気味な一夜を迎えた私。落ち込むのも嫌なので、気分転換をやってみた。これは手元にあったキヤノンAF35ML。往年のフィルムコンパクトカメラであり、マニア的要素の強いカメラだ。学生時代に成田駅近くのカメラ屋での中古棚から買った。当時は中古カメラブームで何でも高かったが、これは難アリで珍しく捨て値であった。

入手後は、ずいぶんと活躍したカメラだし、それなりに思い出がある機材なのだが、ある日…電池が液漏れして電池室の集電端子が破損、動かなくなってしまった。

上カバーを外して電池室侵入を試みるも、電気回路の迷路に阻まれ断念。
もう一つの方法、僅かに端を残した端子部を生かして何か部品を接続すれば…動くに違いない。

そう思い付いて、早十年近く放置。

最近、ふと…このカメラを急に使いたい気分がよみがえってきた。そうだ、復活させてもう一度フィルムをモーターに回して貰おう。

キヤノンレンズとしては40ミリf1.9を実現させた高級機でもある。上手くピントさえ合えば性能は高い(当時のAF性能がね…あまり)

さぁ、やるぞ!

と、ジャンク部品をかき集め、工具を用いて一時間余り…。


壊れて分解したカメラの部品を破損部に押し込み、見事に電池室復活!レリーズを押すと電気音が流れてスイッチが通電している。

『チー♪ジッ、ガッシャー、ガッシャー』

ぉお、やった。直った。使えるぞ。

明日は私的に晴れだ
。雨であっても、心は晴れだ。ジャンク部品や工具達と復活記念写真。