データ信号
フィルム一眼カメラ…Nikon・U。
グリップ部にベタつきがあって、それだけの理由で200円でジャンク棚に転がっていた。適当な整備をして使用中。
マニュアルレンズを装着して、最近は愛用。
もうフィルムの時代ではないのだが、銀塩カメラは捨てがたい。
失敗したコマから成功の鍵を探す。そんな自虐的作業もフィルムならではだ。
先日、五十円で買ってきたKonica・C35EFの試用結果は、露出が揃ったコマが並んでいた。このカメラは、ダムに沈む自分の村を撮影した老婦人が愛用したというエピが有名。
庶民が普通に買えて、誰もが失敗なく撮影が出来るカメラ。
宮本常一はオリンパスペン、野呂宇太郎はペトリ製の名もないハーフ版カメラを使って、研究の資料、あるいは随筆の記録に使った。
たぶん、今日的にはスマホの写真が、誰でも簡単に記録出来るカメラである。しかし、残念ながら写真はネット内で飛び交う映像データの信号になってしまった。
