散歩にて | HOODのブログ

散歩にて


早くも五月も中旬。
しかし、ブログ文章を書く意欲を喪失する出来事が周囲に多発したため、全くの脳内フリーズ状態。
内実は引きこもりだな…と自嘲しながら連休を過ごす。


外は新緑の季節。今を眺めなければ、来春まで待たねばならない。その気持ちだけを支えにして(大袈裟だが)、昼下がりに散歩に出てみた。

ひとまず手ぶらは私らしくもないので、年来の愛機を手にして歩く。


家から駅周辺まで気に入った風景などにカメラを向けつつ行くと、今日は不思議と他人から話しかけられる事が多かった。

そんな道中、駅前で
一匹の犬と杖を持った老人が道端に腰を下ろしている。
老人に挨拶を交わしながら近づく私。


私『この犬は、なんか様子が変だな…?』…老人に犬の年齢などを訪ねてみた。

聞けば、まだ四歳という若い犬なのだが、生まれつき視力と聴力がないのだという。嗅覚しかない生活をしていて、老人に伴われながら散歩に出ているのだ…と。
犬は老人と私との会話も聞こえず、嗅覚で周囲を確認しているようだ。ただ何か光と影の反応は理解しているようで、たまに頭を向ける。


とりあえず老人と犬のショットを撮影してみる。
今日下げている機材がデジカメではなくフィルムカメラ、しかも久しぶりのマニュアル専用機だ。
『今日の、この一枚、意外と責任が重大かも知れないな』…など感じたりしながら二枚ほどレリーズした。そしてフィルム撮影にありがちな一抹の不安を久しぶりに思い出した。

それはフィルム時代には常に抱いていた緊張感でもあった。


最近、私は気合いが抜けていたな…。