トラブルω | HOODのブログ

トラブルω


撮影中のカメラトラブルについて先日更新した『絶望…』、しかし原因は設定を舞台撮影用ではなく屋外撮影に変更していたため、私が露出の相違に気付く事に手間取った『人為ミス』だ。この人為ミスの一例として航空関係の方が書いた随筆を例に引いたら、その半日後には本当に航空機事故が広島空港で発生。『航空機事故の十割近くが人為ミス』という証言は重い。


私の場合、カメラ内機器表示に間違いないのだから…『どうして画像が出ない?』混乱の極みに至り…あの五分間は焦燥と絶望の渦中にあった。

思い込み、取り違え、不注意・無神経など『ミスの淵』は我々をパックリと口を開けて待っているが容易に気づかないのは何故だろう。今回は私の慢心なのかも知れない。

最近、『重大インシデント』という言葉を耳にする。しかし、別に『職務怠慢、重大過失事故』の表現で良いではないか。もし英文表記を加えて『重大incident』という表記にしたら、さらに語感は錯綜し意味不明である。もはや言語の領域を逸脱しかけている。

仮名表記の『インシデント』でさえ無責任で軽薄な語感だけが漂う。この語句を、事件が発生する度に政府や役所、公共交通を担う企業が平気で口にする神経に、結局は責任回避と営利優先の意識が先行しているのだろう…忌々しいかぎりである。