食料と消費
昼間に比べて、夕方以降は冷える。
先日から母の急病で実家にいる。しかし、田舎にいるからと言って仕事は変化しない。隣市に出てプリント作業をする。帰る頃には日も暮れて、吹きさらしの駅ホームは寒い。しかも、一時間に列車が一本あれば良いと思わねばならぬ。五分感覚で運行されている都会暮らしになれた身には歯痒いものだ。
昨日、近所を散歩して休耕田になった風景を眺めていた。
この水田も、今年からは耕作を止めるという話も聞く。労働単価が見合わず、赤字にしかならないという。
その休耕田に廃棄されて捨てられた大根達。これも市場過剰となり単価が割れてしまったようだ。
スーパーに行けば理解出来るが、客が買うよりも過剰供給されているのが特に生鮮食料品だ。野菜や肉類、特に魚介類は鮮度が問われるため大量に廃棄されていると思う。肥料に二次利用されているにせよ、無駄は多い。
いずれスーパーでマグロや鮭を選んで買うような『王様生活 』は食料資源確保の視点より贅沢な行為に映る時代が近い。
いや…そうでもなくて、流通が集中する都会の巨大消費地には無縁の世迷事なのだろうか。
