炒飯 | HOODのブログ

炒飯


家にいて、さて昼飯は何にしようか…そういう時に大抵迷わず作れるのが、昨夜のご飯を使って炒飯だ。

溶き卵、刻み葱、適当な具(シラス干し、明太子、豚肉、など余り物)、塩、胡麻を適当に組み合わせる。

ご飯を暖めて、熱したフライパンに溶き卵…あとは一般の料理記事にある通り。私もそれと大差はない。

しかし、私には料理に臨む際に問題が一つあった。それは調味料の使用だった。

強烈なアトピー体質を抱えているため、何に反応するかは私自身予測がつかない場合もある。

そういう状況下で、自炊の場合は可能な限り食材料を主体とした味付けを続けてきた。そこから自分なりの調理法も身に付けたが、一方で街の食堂の味付けも捨てがたい。その一つが炒飯である。『チャーハン、と餃子、あとビール!』街角にある夕暮れの食堂では、よく見かける風景だ。


しかし、炒飯とは日本式中華であって、中華料理にあらず。
店の余り物(ゴミに等しき食材のクズ)を使って炒めてご飯に混ぜる料理だ。あれを注文して食べる行為は中華料理への冒涜である…と云う。
この様な意見は幾人かの料理人から直に見聞した。

確かに炒飯しか注文しない客が多いのだろう。店はチャーハンとギョーザを出していれば良い…と言われているような気分にもなる。

そうは言っても、私も炒飯が好きなのだ。メニューにあれば『ご飯食べたいなぁ』…何より、ご飯主体の国民性もあるのだ。一種の混ぜご飯に近い扱いなのだろう。

そして、街の炒飯には調味料の存在が不可欠である。調味料で組み立てられた料理だと思っている。