思い込みを捨てたい | HOODのブログ

思い込みを捨てたい


靖国舞台。


舞台上で舞う、謡う、そこでは日常の稽古以外の結果は出てこない場所だと言える。

稽古が全てなのは確かだ。

しかし、稽古という盲点もある。思い込みや日頃の癖や身体特徴など、様々な要因が、稽古の積み重ねや効果を阻む。

自らが招いた障壁であるだけに、簡単に乗り越えられるものではないようだ。


やはり他人の目、さらに自分の目(離見の見とはよく云ったものだ…)が必要。稽古には良いアドバイザーや友人、知人の指摘があって、ただ集まって練習しても成果は乏しい。自分だけで、百回、千回舞っても上達するとは限らない。

ただし、百回、千回舞えば体力は付く。その体力が、厳しい師範稽古に耐えうる能力を身に付けられるはずだ。この意味で百回稽古は大切なのだ。

しかし、真の上達する道とは少し異なるようにも感じる。

『壁』という問題なのだと思う。。壁は若手、中堅、ベテラン、長老、いずれの年齢にも応じて発生する問題に違いない。

身体機能も衰え、老いに精神の弱さも目立つ。そこを何とかしないと先には進めない。


老いた…という思い込みを捨てるのも一つの方法。