干しメンは二度美味しい
昨日仕込んだ鯖の一夜干し。今朝、美味しく食す。
塩加減、火の通りと焦げ目、凝縮された魚の旨味が白飯にしっくり合い、まさに自然の賜物である。
鯖は茨城日立沖の水揚げと記してあった。
少年時代に毎日眺めた海で獲れた魚というのも感慨の一つ。
干物作りは難しくないので、男性氏の休日に是非ともお薦め。市販されている干物とは格段の差があるので、夕食の主菜や酒にも合い、家族にも喜ばれるはずだ。
最近、耳にした造語の一つ。食の安全を考えて食材の産地など自らの理想に沿って選択考慮する考え方を『フード左翼』と呼ぶらしい。一方、現状の輸入に依存する食産業や食材を肯定し、批判を『左翼』に向ける考え方を『フード右翼』と呼ぶのだとか。
理想主義と現実主義の食による相克とも思える。国産の食材と安全ににこだわる人々を『フード右翼』と呼ぶばず『左翼』と扱うのが不可思議。
ともあれ、私などは『左翼』に扱われるだろうか。何かにつけて右翼左翼の区分けをしたがるのは安易過ぎる。
食という構造は、汎神論的に人々を覆う問題でもあり、一概にレッテルを貼るというのは、造語した有識者に意図に対し、私は多少の困惑すら感じる。
