なせる果て | HOODのブログ

なせる果て


糖尿疑惑で大学病院での検査など悩ましい日々だった。結局は、前述したように『ストレス』が呼び込んだ神経障害らしいのだが、そんな『鬱病』的状態になるなど、繊細で才気ある人間の病だと思っていた。意外と精神まで、私は『ヘタレ』だったんだな。



さて…気晴らしと言うわけでもないが、愛用のミノルタSRT101のストラップリング基部が緩んでしまっていたので、上部カバーを分解して締め直した。ついでにギア部に機械油を浸した綿棒で注油をして、再組み立て。


私は中古カメラに特別な感慨はないが、元のオーナーが使っていた撮影状況や被写体など気にする人もいるようだ。

撮影対象が風景や花とは限らないわけで、警察などで使われた場合…鑑識だったりしたら、結構にアレだよな、と思ったりする。

とても大事に愛着をもって使っていたカメラもあるだろう。
大切な家族などを撮影していたカメラもある…まぁ、その辺りは鈍感に考えているわけだが、一眼レフの場合は撮影のためにミラー部品があって、言い換えれば『鏡』という民俗学的道具、シャーマニズム的な道具が内蔵されているとも見なせる。
そう思い直すと、カメラバックより神棚の方が似合いそうだ。

あと何年フィルムが存続するかは不明だが、最後に使うカメラはデジタルよりもフィルムの方が良い。
どうせ、田舎の病院で末期を迎えるだろうけど、せめて『美人』看護師を最後に撮りたい。

そうやって撮影したフィルムを取り出して…『これを現像プリントしたら、君が気入った写真を一枚ください…』と言ってみたい。

これがデジタルだと、その場で確認するだけで終わってしまう。…『お爺ちゃん、写真、お上手なんですね…』


ぁ…あ。