愚痴か、悪態か。
今夜は愚痴めいて呟く。読み飛ばしてください。
ようやく帰宅。駅前で軽い目眩と不調を感じたので、バス待ちだったけどタクシーを使う。うー、楽チン。
こういう体調が急に辛くなった時など、タクシーの有り難みを実感。とにかく、きちんと家の前まで運んでくれる。
こうやって疲れて帰宅して、部屋の中で一人芝居の悪態をつく。
話は変わるが、私の実家がある街には有名なラーメン屋が数軒がある。
紹介雑誌にも掲載された効果だろう、いつ見ても客が並んでいる。その繁盛振りは、毎日見ていても飽きない(私は、彼らのラーメンには飽きた…)
そして店舗の土地を貸しているのは、これまた地元の大地主。
家業は病院経営であったり、大企業と組んだ経営会社であったりと…まぁ、戦争とか原発事故でも起きない限り、まだ安泰であろう。
そんな傍ら、全く客の来ないラーメン屋もある。深夜、ぼんやりと灯りが点いていて、営業はしているようだが客の影は…ない。
そこまでの理由は様々だろうが、結果は一つという現実が厳しい。
その結果とは別に、誰もが年老いてゆく宿命からは逃れられない。しかし、その時に老いを補ってくれるのが、実は自分が積み重ねた人生なのだ、と最近思ったりする。それは矛盾する言い方だけど、経験とか教養・知識ではなくて、ある意味での集中力みたいなもの。目の前の課題を懸命に考えるということなのか。
例えば、老能楽師の舞いに、演技論では説明不可能な一瞬がある…私が、したり顔で言葉にするのも卑しいのだが、そこに少年時代から青年期、壮年と老人が歩いてきた道を感じたりする。
それこそが、年代を越えた感性というやつか。
言葉足りずで申し訳ない。まぁ、愚痴だからさ。
