古本…3 | HOODのブログ

古本…3


先の古本に拠って謡曲八島の下りを読むと、源義経の描写…『着背長』とは大鎧の意ではあるが、必ずしも大将に着用される鎧とは限らないと記されてある。
しかし、大将に相応しい造りの大掛かりな武具であり、直垂とは鎧の下に着る装束。赤地錦にいかなる模様が織られていたのか、気になるところだ。

紫裾濃とは、裾に向かって紫色の濃淡のグラデーション柄とした縅模様の鎧を示す。大袖や草摺(くさずり)が、この鮮やかな紫に彩られている描写となる。


確かに図解や写真があると理解しやすいが、私は語句で説明する事で脳内に情報化されたように思うのだ。

写真、視聴で得た情報をさらに言語化して記憶しないと、真に知識にならないように人の脳は出来ている、いや、たぶん。

そうして妄想と言うか、想像してみるわけだ。