椿を挿し木してみた | HOODのブログ

椿を挿し木してみた



昨年、アパート近所にあった大きな集合住宅があった。そこに生えていた椿も建て替え工事のために伐採。満開の椿が、ちょっと惜しいので、枝を取って(花盗人ではある)実家に送って挿し木して栽培してみた。

花芽があったらしく一輪だけ咲いた。

遠く異郷の地で再出発する椿にとっては住めば都というものか。

挿し木された枝と以前の親木の間には共有された意識などあるのだろうか。
草木に意識などないし、ましては魂もない…はずだが、能には草木の精霊が出てくる。そう考えるならば、この挿し木された椿は何を思うのだろう。