不如意 | HOODのブログ

不如意


記憶の隅っこに、拭い去れないトゲみたいなモノは誰しも、一つ二つはあるだろう。
そういうカサカサした感情というものは、年を重ねると消えるかな…と期待をしたが、どうにも無理だ。
ちょいと、そんなモノが顔を出している。


浅学で恥ずかしいのだが、『手元不如意で…』といえば下世話に『金がない』の意であったか。もし、言い換えが可能ならば、ここは『心元不如意』とでも言うのだろう。


ブログは書きたい事を書く。ジャーナリズムは書かなければならない事を書く…そこには必ず差はあるはずだ。いや、なければ困る。

だから、私が何かに戸惑った感情があって書いていたとしても、読み手に伝わらない場合もある。
ブログは、最初から読者を意識してはいないからだ。読ませようと書いていないのだから、ブログが面白いはずがない。そこには絶対の正当性がある。


ましてや、巧みな文章とは、いかなる文体や形態であるかは、私には説明出来ない。

しかし、書いた本人に問いかけがある文章、つまりは最初の読み手は本人自身であるべきだ…と思う。

やはり、ちょいとした迷いがあったのか。今晩の夕食は調理失敗した。