色 | HOODのブログ


初詣は正月元旦らしく迎えたが、何故だか気分が塞ぎ込み。部屋に引きこもる。


夕方、久しぶりに買い出し出た。正月が終わり、近所のスーパーで半値以下で売られていた橙(だいだい)。

一個試しに買ってきて眺めている。懐かしい柑橘系の香りがする。かなり酸味が強い果物であり、もちろん生食は不可能だろう。

例えば、ビールに搾って楽しむとか、煮込んでジャムにするとか。あるいは酒に漬けるか…。


いや、違う。私は『橙色』を楽しもうと思い、買ったのだ。


そもそも、橙色って何だ?


子供の頃は、何となく蜜柑の色合いと考えていて『オレンジ色』と大差ないと思い込んでいたが、こうして『橙』を眺めてみると、いささか色彩の深みが異なるようだ。やはり人工的な色ではないな。


生の果物である以上は、いつまでも永続しない。それが季節の色であり、時の色なのだ。