みぃちゃんに似てるだろ
昨夜は、友人等と小さな謡会を開き、後は焼肉宴会。それは、共通の知人が亡くなった命日でもあるからだ。
友人の命日を騙って飲み会を開いている感もある。
話は…やはり友人の思い出話だ…な、わけがない。
ひたすら肉を黙々と食べては、オーダーしてさらに食い続ける。謂わば施餓鬼に近い。一人500g以上は食べたはず…。
申し訳ないが、まだ我々が彼の家へ遊びにゆくのは、ずっと先だ。
写メは以前、舞台のためにお借りした小面。玄人用ではなく素人が用いる面だろうけど、意外とブス可愛い面だ。なぜ、こんなふざけた写メかと言えば…私が舞った時は時間が押していて、この面をしっかり頭に描く作業をしていなかったため、改めて見せて頂いた。面を付けた写真が手元にないし。
まぁ…今さらなんだけど、また舞う機会が出来たら、この小面のお世話になるつもりでいる。
…『ちょっとだけ、みぃちゃんに似てるだろ?』。
大正時代に彫られたらしく、細かい傷や剥離もあったりするけど、それが表情になっているんだよね。
亡き友人も、翌年に能を舞う稽古をしていて希望が絶たれた。そこは心残りだったか。
必ずアンチやらお叱りのコメントが舞台の前後に大量発生する私とは違い(様々に叱られたり、お怒りの電話がくるのは、結構気持ちが折れる)、彼の舞台に対する評価は常に高かった。
いや…この言い方は怒られる。友人は私にライバル心を密かに燃やしていたし、真面目に稽古する友人に比較して、間違いなく私は怠け者なのは確かだ。
一期一会で懸命に舞台を勤める友人は舞う気持ちが見た人に伝わるのだが、どこかしら落第生的な私は、もう少し稽古すれば良いのにと思わせてしまう違いだな。
ともあれ、まだ私は友人に会う予定は…当面ない。
