プチ旅行…三 | HOODのブログ

プチ旅行…三

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一応、撮影屋になった私は常時にカメラを持ち歩いているけど、幼い頃の家にはカメラはなかった。

両親が写真で日常を残すことに興味がなかった事や、まだカメラが若い会社員には高価過ぎた事もある。だから、子供時代も含めて私を写した写真は極めて少ない。


で、親戚の叔父やカメラが趣味という近所の方に撮影してもらった写真だけが頼りでもあった。

一枚目。ちょうど、この電信柱の左側に私たちの家があった。今はアパートが立っている。道路、右側にも同じ家が立ち並んでいた。(つまり社宅である)


幼い私が犬のぬいぐるみを持ち、この道の中央に立って写っている写真が実家に残っている。
撮影は、近所のご主人で(父と同じ会社の上司で飯島さん・この右側に、当時は家があった)

ご主人の構えるカメラは蛇腹の付いたカメラであったと覚えているのだ。たぶん、私が『カメラ』を強く意識する始まりなのだと思う。

昼下がりで、ちょうど荷車を引く農耕馬車が来る時間だった。私は馬を見たくて待っていたんだと思う。

撮影後、まだ道をウロウロしていた私は、砂利道に滑って手前の側溝に抱いていた犬のぬいぐるみと一緒に落下する…。


今に思えば、あの馬車を待っていたのは私ばかりでなく、撮影者の飯島さんも同じであったかも知れない。消え行く風景として、荷馬車をし写真に残そうと考えていたのだろう。