脳内アニマ/アニムス
別に猛暑でオカシクなったわけではない。
ただ私の脳内にいたアニマが覚醒して呟く。
『稼ぐのが男の甲斐性やな…』
実に嫌な女だ。
自分の中でなければ、追い出すのだが。
朝日新聞を見たら『いま、子どもたちは』特集記事で(男装/女装)という世界を、日常生活に織り込む当世代の若者を紹介している。
男装、女装に向かう動機は様々だ。
もしかすると、大した理由など必要ないのだろう。
元々、アニマ、アニムスという影の自分がいると考えれば解りやすい。
能も視点を変えれば時に女装なのだが、不思議に『脳内作用』も含めて『女性視点』はない。むしろ、男性度数は増幅しているようにも思う。
外側は女性で、女性である事を意識しつつ『男である私』が肉体を操る感覚だった。
その感覚で考えると、『女装』は明らかに心身一体の感覚が強いはずだ。
脳内アニマに意思決定を委ねている…そういう状態なのではないか。
アニマに決めさせた方が楽な場合もある。
『男は男らしく、女は女らしく』こういうテーゼでセックスを考える思潮は変わりつつある境目の時代なのだろう。
『あんた、勘定に甘いな。もっと算盤弾かな、わたし心配やわ…』
