先達へ妄想を捧げる…四 | HOODのブログ

先達へ妄想を捧げる…四

HOODのブログ-03d265980001.jpg

突如、露天風呂に現れた二頭の『ヒグマ』は、逃げる高橋みなみを容易く捕まえ、軽々と持ち上げながらバスタオルを剥ぎ取り、担ぎあげたまま風呂に飛び込んだ。

白い波柱が上がった。

ざば~ぁん。

どぼ~ぉん。

じゃわじゃわじゃわ。
『ヒグマぢゃねぇしっ!』

『っか、ゴリラでもねぇし…!』

ヒグマとゴリラに見えたのは秋元才加と野呂加代の二人であった。

小…みなみ、絶対に逃げるだろうと思って二人も呼んでおいたんだ。
まずは、私たちでお風呂に慣れておけば、他のメンバーとも入れるようになるだろうって、マリ子と考えたんだよ。


秋…あー、寒かった。そ、そうだよ。いつまでも逃げていても、殻はやぶれないよ。みなみ…。

高…なんだよ、これー。みんな、ひどいよ。

野・大…いや~、やっぱり、裸の付き合いが最高だね。女も男もさ。


この半月後。某ドームコンサートが挙行された。セットリストもクライマックス。
総監督高橋みなみは、いつになく静かな表情でステージの中央に立っていた。マイクを持ち…。


高…ここで私、高橋みなみから皆様にお話したい事があります。

え…っ!
静まり返るドーム。


高…私、高橋みなみは…メンバーの一人として。

まさか…卒…?


高…私もぅ、ついにぃ、メンバーと風呂に入る事ができるようになりましたぁぁ…。優子と二人で楽屋でも一緒に、はだ…。


ぉ、おぅ。


反応に戸惑うファンとヲタ達。サイリウムが沈んでゆく。


板野友美が呟いた。
『それ…需要ないから…無理』

指原…ちっ、ここで滑るんぢゃねぇよ。
逝け!森保、出番だ。
指原に促され、森保まどかが舞台前へ一歩、歩み出た。


森…あのー。私も昨夜、美桜ちゃんと篠田さん、三人で一緒のお風呂に入りま…。

キターーーー萌えるぜーーーぇ。


ぅぉぉおおおお・・。


森保の声が終わるか、否か。サイリウムが再点火され、ドーム内はヲタ達の大絶叫に包まれたのであった。



おしまい。


Ψ(Φωヽ)Ψ

この物語は妄想による架空でありフィクションです。個人名、団体など実在とは無関係です。

以上。テへペロ。