裸族
俄雨が止む気配なし。
風呂から上がり…そのまんまの格好で破れた舞扇でバタバタあおぐ。
いわゆる裸族だな。
女性にも多いらしいね…裸族。
知人が結婚した時、…僕と暮らすようになってから妻は服をきて寝るようになりました…と新妻を紹介。列席の老いた親族達はポカンとした顔をしていた。
私には幼い頃からアレルギー体質がある。風呂から上がると体を冷やさないでは、蒸れて痒くなりパジャマなどは着れなかった。それは、今でも大差はない。
だから、一人暮らしになり、思う存分に体を冷やせる快適さ。
私も風呂上がりくらい自由にさせろ…そこは声を大にして言いたい。
友人や家族と旅行で一番辛いのが、そこだ。もう…本当に面倒。
『私は体質的に裸族状態が必要です。』
そういう宣言を認めることも、精神的健康には不可欠だよね。
