冒険という営業 | HOODのブログ

冒険という営業

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君、冒険とは何だと思うかな?
勇気に満ちた男らしく逞しい姿で、未開の大海、荒野を船や馬で行くことかな。いや…違うよね。

僕はね、冒険とは、実は日々無事に生活する事だって冒険の一部だと思っているんだよ。

だってさ、生活、日々の仕事だって結構に過酷だよね。毎日の仕事でも冒険だよ。どっかで、何か失敗したら明日から飯の食い上げかも知れないんだ。嫌な上司の指示だって無視したら、ジャングルの猛獣なみに襲いかかってくるんだ。
猛獣なんかライフルでドカン…で片付くけど、上役が相手では無理だよね。頑張って従うが、あるいは意を決して上役や組織と戦うしかない。まさに冒険そのものだ…違うかな。
今の時代、ヨットで太平洋横断、あるいは冬の雪山登山とか、極点踏破と言ったって、僕にはアドベンチャータレントの営業に見えちゃうんだよな。

本当の冒険って、今の時代には姿が見えないものなんだよ。
大昔は、生き方を選べない人生が大半だったんだ。ところが、現代の我々は人生を選べるけど、大半は選ばない。
無理して選ばない方が…冒険しなくてすむからね。

さぁ、人生を選べって言われたら困る人多いかも。下手に選んで失敗したくない。選ぶ行為そのものが『冒険』になったんだ。

だから、放送タレントの乗った太平洋の横断ヨットが沈んだって聞いても、ネタに滑ったタレント以上の感想しか思い浮かばなかった。あれって、冒険に名を借りた営業だよねって。要するに、ヨットクルーが某アイドル達であっても大差ないんだ。

それよりもさ、突然に悪天候下の救出指令を受けた自衛隊機は、マジに冒険というか死地に近い飛行だったと思うよ。でも、これは、彼らの仕事のひとつにしか過ぎないよね。

今の時代は、軽々しく『冒険家』なんて言わない方が良い。日々、暮らしている隠れた幾多の冒険家に失礼だと、僕は思うんだけどね。